タイトルでちょっと煽ってみたが(殆どだれも見ないブログで誰を煽る?笑)、この考え方は増刪卜易に示されている。卜占の本質が対話にあることがよく分かるので、グダグダを承知で以下にまとめてみた。
***
阪神の一勝二敗で迎えた日本シリーズ第四戦は、結論から言うと阪神4x-3オリックスだった(大山大好き。大山は男のなかの男)。阪神が先制して並ばれ、突き放して並ばれ、のタフなゲームだったが、この勝敗を占って最初に以下の卦を得た。
戌月癸亥日、未済の晋に之く
白 ヽ 兄巳 応
騰 〃 子未
勾 ヽ 財酉
朱 〃 兄午 世 (官亥)
青 □ 子辰 ⇒ 兄巳
玄 〃 父寅
僕は阪神ファンであり阪神が負けると僕ががっかりするので世爻を用神としている。応爻がオリックスだ。この卦は極めてわかりにくい。独発は世爻・応爻の原神でも忌神でもない。それが月破から日破に変じる。この爻が散じて不変卦と見なすならば、応爻は休囚といえども日辰から冲されて暗動しうる。こうなると世爻が不利だ。
しかし世爻のもとには日辰が伏せている。普通、伏神は用神にあたらない限りは推さないものなのだが、僕はこういう卦を得て(飛神が休囚・空亡などで伏神が日辰・月建、提抜するしないを問えば間違いなく提抜するかたち)、たびたび伏神が世爻を持って勝つという結果になっていて、これも例に洩れず阪神が勝つのではないかと感じた。しかしあくまで個人的な見方であり、一般的な断易のルールではない。
断が下せないので、再占した。次に得たのは以下の卦だった。
戌月癸亥日、既済の小畜に之く
白 × 兄子 応 ⇒ 子卯
騰 ヽ 官戌
勾 〃 父申
朱 ヽ 兄亥 世 (財午)
青 × 官丑 ⇒ 子寅
玄 ヽ 子卯
世爻を見てほしい。なんと日辰が入っている。これは最初の卦を見て生じた、伏神の日辰が提抜して世爻を持つのではないか、という疑いにズバリ答えている。易神は「そのとおり」と言っている。(加えて、官鬼が回頭の剋で剋去され、応爻は互刑に変じている)
断易の再占は、こういう風にして当たることが多い。つまり、卦を読むうえで判じきれないところが、二回目の卦ではっきり示される、という。従って断易で再占するときは、どこがどのように微妙なのか、その場所とロジックを明確にしてから臨むべきである。
ただし、最初の卦でも二つ目の卦でも、世爻と応爻が同性で、かなり微妙な試合になった。七回に3-3で並ばれたときは万事休すかと思った(日辰が提抜して世爻を持って勝つ、というからには、これはもう負けだと絶望する局面もあるということか)。微妙な試合は微妙な卦が多く、ほんとうに読みにくい。続きを読む
***
阪神の一勝二敗で迎えた日本シリーズ第四戦は、結論から言うと阪神4x-3オリックスだった(大山大好き。大山は男のなかの男)。阪神が先制して並ばれ、突き放して並ばれ、のタフなゲームだったが、この勝敗を占って最初に以下の卦を得た。
戌月癸亥日、未済の晋に之く
白 ヽ 兄巳 応
騰 〃 子未
勾 ヽ 財酉
朱 〃 兄午 世 (官亥)
青 □ 子辰 ⇒ 兄巳
玄 〃 父寅
僕は阪神ファンであり阪神が負けると僕ががっかりするので世爻を用神としている。応爻がオリックスだ。この卦は極めてわかりにくい。独発は世爻・応爻の原神でも忌神でもない。それが月破から日破に変じる。この爻が散じて不変卦と見なすならば、応爻は休囚といえども日辰から冲されて暗動しうる。こうなると世爻が不利だ。
しかし世爻のもとには日辰が伏せている。普通、伏神は用神にあたらない限りは推さないものなのだが、僕はこういう卦を得て(飛神が休囚・空亡などで伏神が日辰・月建、提抜するしないを問えば間違いなく提抜するかたち)、たびたび伏神が世爻を持って勝つという結果になっていて、これも例に洩れず阪神が勝つのではないかと感じた。しかしあくまで個人的な見方であり、一般的な断易のルールではない。
断が下せないので、再占した。次に得たのは以下の卦だった。
戌月癸亥日、既済の小畜に之く
白 × 兄子 応 ⇒ 子卯
騰 ヽ 官戌
勾 〃 父申
朱 ヽ 兄亥 世 (財午)
青 × 官丑 ⇒ 子寅
玄 ヽ 子卯
世爻を見てほしい。なんと日辰が入っている。これは最初の卦を見て生じた、伏神の日辰が提抜して世爻を持つのではないか、という疑いにズバリ答えている。易神は「そのとおり」と言っている。(加えて、官鬼が回頭の剋で剋去され、応爻は互刑に変じている)
断易の再占は、こういう風にして当たることが多い。つまり、卦を読むうえで判じきれないところが、二回目の卦ではっきり示される、という。従って断易で再占するときは、どこがどのように微妙なのか、その場所とロジックを明確にしてから臨むべきである。
ただし、最初の卦でも二つ目の卦でも、世爻と応爻が同性で、かなり微妙な試合になった。七回に3-3で並ばれたときは万事休すかと思った(日辰が提抜して世爻を持って勝つ、というからには、これはもう負けだと絶望する局面もあるということか)。微妙な試合は微妙な卦が多く、ほんとうに読みにくい。続きを読む